【マイチャレンジ】カテゴリとは、自分の中で課題に感じていることに、自分で仮説を立てた方法論を適用し、目的が達成できるか試す企画です。(今考えた!)記念すべき第一回は、こちら。
仕事に没頭する!
没頭。心理学では「フロー」と呼ばれています。漫画、黒子のバスケでは、「ゾーン」と呼ばれていましたが、スポーツ選手の超集中状態もこれだと言われています。
先日書評を書いた「没頭力」という本にもありましたが、フロー、没頭は、それ自体が楽しい時間です。没頭できることがある人生って幸せですよね?見方を変えれば、狙って没頭できれば幸せに生きられる、とも考えられます。
好きでも嫌いでも、毎日7時間以上は関わらなければならない「仕事」。これに没頭できたら、幸福度が上がるんじゃ無いかと思ったわけです。
方法……の前に、フローについて科学的な定義。
フローという言葉を作った偉い人、「ミハイ・チクセントミハイ博士(すごい名前……)」は、フローの条件をこう定義しています。
1目的。 明確な目的と手段の想定ができている。
2集中。 それを選択し、集中することを選んでいる。
3忘我。 我を忘れた状態。
4時間。 体感時間が圧縮・短縮される。
5レスポンス。 やったことの成果がすぐわかる。
6難易度。 難しすぎず、優しすぎない難易度。
7コントロール感。自分で制御できている感覚がある。
8価値。 行為そのものに価値を感じられている。
このうち、2、3、4、5、7は、フローの状態を指しているので、フローに入るための参考、にはなりません。
つまり、フローに入る方法をまとめると、下記になります。
①目的と方法が明確であること
②自分でコントロールできる範囲であること
③難易度が適切であること
では、本記事の本題。「仕事に没頭する!」方法を考えます。
仕事に没頭する方法!(仮説編)
上記①〜③を満たせばフローに入りやすくなるとして、日々の仕事にどう応用すれば良いでしょう。
私は平日、一介の会社員をしています。技術職ではありますが、基本的にオフィスワーカーです。その前提で、考えてみます。
まず①仕事の目的の明確化。これは、着手時点で依頼者にきちんと確認すること、自分で始める仕事なら、自分で設定してしまえばいいです。
ここで注意すべきはむしろ方法の明確化。割とあるんですよね、「任せるから。いー感じでやっといて」とか。実際問題、どうやっていいか分からない課題に対して、没頭できた経験はありません。これについては、人に頼ろうと思います。③の難易度にもかかると思うんですが、「どうやっていいか分からない」難易度は、今の自分にとって適切な難易度とは言えないわけです。仕方ないので、意地を張らずに周囲に助けを求めましょう。
次に②について。自分のコントロール外な要素も多分にあります。例えば、企画の最終判断は経営陣だ、とか。そういう場合は、①の目的の設定を一工夫して、とりあえず、自分のコントロール下の部分までを目的にしてみようと思います。「自分の考えうる最高の企画提案書を作る」とか。その後のことは、どうにもできんので。
最後に③の難易度。高すぎる場合は先述の通り、周りを頼って、「これならできるかも」という方向性が見つかるまで落とし込みましょう。先輩のアドバイスなどをもらって、「こういう資料にすればいいんじゃ無いの?」という方向性が決まれば、難易度は適切なものになります。
逆に、難易度が低すぎる場合は、時間制限を自分につけるとか、ついでにツール化しちゃうとか、そういうのがいいかと。
と、いうわけで。
・コントロールできる範囲の作業目的を立てる
・手段が想像できるまで難易度DOWNを優先する
・簡単すぎるなら、自分でハードルを上げる
来週一週間、上記3点を意識して仕事に取り組み、没頭できるか挑戦してみます!結果編はまた後日。 ではでは。